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 書きたくなった時に書いて放置しておく処。 好き勝手に書いてるわりに誰かに見てもらいたい願望あり。 染み込む白き沈黙へようこそ
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大剣を引きずって町を抜ける。
雑踏の中、大げさに避けていく人と人
ふと立ち止まって、振り返るのは―

―あぁまた“ニセモノ”だった

彼女の目は青くないし
彼には尻尾は生えてないもの

背負った刃はなんの温度も持たない
握り締める手はずいぶん冷たい
ぐるっと回るだけ、身の軽さがウリのボクら
此処ならそう、10、いやもっといける。
衝撃でさえ、耐えられないだろうから
見たところ 此処にはボクしかいないようだから
一歩も動くことなく此処は地獄になる。
一方的な殺戮
だってだって、君はあの子じゃないんだもの

グシャッ

あーせっかくのトマトがぐしゃぐしゃに。
コロコロと転がしてしまった小さなエルフの子、とお母さん
ボクは別に構わなかったけど、お詫びにと夏野菜をくれた。
やったね、夕飯これでいこ
踏んでしまった残骸は道の脇に追いやって
足は帰ってから洗えばいい

ばいばい、おねえちゃん

バイバイ、お手伝い頑張ってね。

そんなやり取り
キレーな灰色の目は紫じみた夕日に照らされて若干赤く見えて
―ひどく不快

あしたはれるかな?

背後から聞こえた、親子のやり取りをそこでシャットアウトして
青空がとても怖いことに気がついた。

自然と開けていく道をトボトボと辿っていく
こっちは違う道じゃないかな、間違ってはいないけど
自問自答にもなりゃしない
しょうがないからあと肉を少し買って、このまま行ってしまうことにした。
夕飯時に押しかける理由はあるのだから、良しとしよう。
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レポート(×2)を投下してきたばかりの弱りきった背後であります…
あー糖分が足らない~(お昼時間返上で仕上げた人)
やっと本日メールのチェックをしていたり…(汗)
……………。(背後の精神活力が著しく上がった!!)
タタタタータ タータッタター♪(レベル上がった?!)

テンションが平常レベル軽く上回る感じで上がった!
空腹があまり気にならない境地に達した!!
明日もテストがあることをうっかり思い出してしまった!!
背後は目の前にお花畑が見えてきた……(パタリッ)

……お、いかんいかん(ずりずりと這いずる死体)
装備してくれてるってだけで有頂天小躍りハミングって感じです(危険)
本当うれしいっすねーお手紙♪
あんまりうれしいんできつねこを衰弱させてみたりして(ぇ)
衰弱つーか自虐かな、性質悪い類の
はっとした、というのはまぁ建前で
ニヤけてしまいやした(にへらにへら)
だって、その通り…だと語弊があるかな。
そういう風に見せてる
自覚あり悪気なしの普段は見ない振り

ごめんなさいごめんなさい
笑って謝るあの子はだぁれ?
相手の目を覗いて笑って謝るあれは一体

好きだ愛してるだとどの口がほざきやがる☆
嫌いだなんて ただ あまり ちかづかないでほしいだけ
指先が 届く距離の孤独は優しい
「愛し愛されたことのある狂人ほどイカレてるものってないと思うんだ。」

それはいつも唐突で
準備は完璧であり
カーテンは閉じられたまま
幕は開けられた

薄暗い部屋
椅子が二つ、向かい合って
片割れの緩い曲線を描く脚がギシリと軋み
カタンカタンとわずかに浮いて微妙なバランスで元に戻る
一方の 静寂
向かい合って座るのは―ヒトガタ
床に着かない足と
膝を抱えて軋みで遊ぶのと

「人と触れ合ったことのない人が、人を知らない人が、人を信じたことの
ない人が、他人に対して何が出来るって言うの?
どんなに奇怪な行動をしたって、所詮「おかしい」でしかないんだ。」

そんな人間おかしいから
ほとんど動物扱い
ぎゅっと力を込めてますます膝に顔を埋めるから
声はくぐもるばかり、姿は小さくなるばかり
それでも声が通るのは相手が聞き上手なためと、ほかに何もないから

「おかしいのがイカレるんじゃないの。
おかしいって思ったからイカレちゃうの。
あぁ違うかな、でも…―うん、だってね。あーたぶん、そう…」

雑音が混じる。
カタカタと肩を揺らして
ぶれた。
ギシリギシリと軋む音は
カタンカタンと小刻みに震え

パタリと落ちる。

「…死んじゃった。」

ゆかは海で、ひとくいザメがいるから
おちたら負け
高いところにいないと食べられちゃうから
高いところにのぼればセーフ

「ちょっと痛かった。」

周りはクッションの海
無造作に投げ出した身体は沈まずに弾むだけ
軋んで ずれた

ギ、ギギギギギギギギギギギギギギギギギギ
這いずって
向こうの椅子まで
脚は動かしちゃいけない。
あしは食べられちゃったから
はやく向こうに行かないと

「助けてよ。」

手を伸ばす。
ぼくまだ半分いきてるよ。
手、あるからつかんでよ。
あしはもうなくなっちゃったから
ぼくあと半分しかない
半分もないかもしれない
ねぇ、ぼくをたすけてよ。

しっかり つかんでよ

「捕まえた。」

ぎゅっと頭を抱きかかえる。
ギシリと軋んだ。

「君はボクを引き上げてはくれないね。」

本来腰を据える場所に肘を付いて、両腕で包み込めるその身体に
しっかりとしがみ付いた。
縋りついた。

「あのね、あのね…えっと…」

耳にあたるその場所に、必死に口を寄せて
腰から下、引きちぎられた肉と止まらない血
耳まで赤く染めて、はにかむように

「友達が、帰ってくるんだ。」

すくっと立ち上がる。
タッチで交代
君は鬼になれないけれど

「ねぇ太郎丸、ボクすごくうれしいよ。」

うん、ごめんね。
かなかな本題に入らないの、すぐはぐらかしちゃうの、ボクの癖だね。
でもすごくうれしくて、誰かに聞いて欲しかったんだ。

くるくると回る。
軽やかに、倒れた椅子をまたぎ越し散らばったクッションの間を
くるくると舞っている。

「大好きなんだ。ねぇ太郎丸、ボク大好きなんだ。」


「どうしようか」

鼻をくっつけるように、囁いて押し殺したように笑い出す。

「みんな大好き。もちろん太郎丸も。あーでもちょっと違うかな。
太郎丸はね…」

誰にも聞こえない声で
君にも嘘をついてあげる。
不愉快な真実?とんでもない。
不可解な事実よりも、さらに甘美なものですよ。


頭(かしら)がギシギシと不穏を告げる
優しく抱き寄せてもぎ取るように強く求めた
 
君の中に留まればいい
君のどこに心があるかボクは知っている
君の中に隠しておけばいい
君は君はボクの―………だ。
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