書きたくなった時に書いて放置しておく処。
好き勝手に書いてるわりに誰かに見てもらいたい願望あり。
染み込む白き沈黙へようこそ
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「姉さん」
「んー?」
「姉さんの、夢はなに?」
「唐突だね。」
「はぐらかさないで、」
「んー夢かぁ…夢ねぇ……」
「………ないの?」
「ねぇイヨ、ないのとわからないのは一緒かな?」
「…多分」
「そっかぁ…ボクって夢のない人間なのかなー」
「それを聞いてるんだけど。」
「夢って生きる目標だよね、指針。これをするために生きるんだって決意の表現。」
「うん…」
「夢がある人は生きようとしてる人ってことだね。」
「…だから?」
「んーだから、ボクは夢をみる。夢に夢をみている。」
「姉さん、」
「イズモという人間は、誰かの目標で指針、決意の象徴、憧れの偶像、怒りの矛先、
希望の光、憎悪の塊、そんな夢」
「………。」
「ボクは、誰かの夢ならいい。覚めては消える夢。夢をみたこと、それだけをぼんやりと
覚えていてはいても、はっきりと思い出せない夢。」
「姉さんは、臆病だ。」
「そうだね。ボクは臆病で、自分本位だ。もらいたいから与えるのに、
いざもらえるとなると計算高く逃げてすべてを受け止めない、
貪欲に奪おうとするのに本当に大切なものには手を出さない。
それでも、与えたいと言い与えられたいと言うんだから。」
「わかってるから、余計に性質が悪い…」
「客観性って好きなんだ。責任逃れができるから。自分を逃がし匿う一番いい方法は、
自己を殺すこと。自己主張しない、柔軟に受け入れる、状況に流される。
なのに、人を好きになる。
そばにいて欲しいと思う。
いずれ恐怖の対象になるとわかっていても、
いつか自分を傷つけるかもしれないと常に疑っていても、
他を求める自がある。
孤独は癒しであり安息、そして絶望。
ひとりはいや…でも、孤独は優しい。
痛いのは、いやなんだ。」
「そうやって、姉さんはこれからも自分を可愛がって甘やかして生きていくのね。」
「そう、少なくても君は、それを望んでいるでしょう?」
「…わたしの、わたし達のせいにするの?」
「違うよイヨ。そうじゃない。これはボクの夢だけど、ボクのすべては血の中にある。
ボクの中に流れる血、君と同じ血、ボクらの血がボクらを家族にしボクらを囲い繋ぎ
覆い隠して狭い狭い箱に閉じ込める。ボクのすべては家族で、家族がボクの世界で、
ボクのすべてなんだから、ボクはいつだって幸せなんだよ?」
(そうやってあなたは、いつも私の言って欲しい言葉を吐いて、うまいこと逃げていたね)
「んー?」
「姉さんの、夢はなに?」
「唐突だね。」
「はぐらかさないで、」
「んー夢かぁ…夢ねぇ……」
「………ないの?」
「ねぇイヨ、ないのとわからないのは一緒かな?」
「…多分」
「そっかぁ…ボクって夢のない人間なのかなー」
「それを聞いてるんだけど。」
「夢って生きる目標だよね、指針。これをするために生きるんだって決意の表現。」
「うん…」
「夢がある人は生きようとしてる人ってことだね。」
「…だから?」
「んーだから、ボクは夢をみる。夢に夢をみている。」
「姉さん、」
「イズモという人間は、誰かの目標で指針、決意の象徴、憧れの偶像、怒りの矛先、
希望の光、憎悪の塊、そんな夢」
「………。」
「ボクは、誰かの夢ならいい。覚めては消える夢。夢をみたこと、それだけをぼんやりと
覚えていてはいても、はっきりと思い出せない夢。」
「姉さんは、臆病だ。」
「そうだね。ボクは臆病で、自分本位だ。もらいたいから与えるのに、
いざもらえるとなると計算高く逃げてすべてを受け止めない、
貪欲に奪おうとするのに本当に大切なものには手を出さない。
それでも、与えたいと言い与えられたいと言うんだから。」
「わかってるから、余計に性質が悪い…」
「客観性って好きなんだ。責任逃れができるから。自分を逃がし匿う一番いい方法は、
自己を殺すこと。自己主張しない、柔軟に受け入れる、状況に流される。
なのに、人を好きになる。
そばにいて欲しいと思う。
いずれ恐怖の対象になるとわかっていても、
いつか自分を傷つけるかもしれないと常に疑っていても、
他を求める自がある。
孤独は癒しであり安息、そして絶望。
ひとりはいや…でも、孤独は優しい。
痛いのは、いやなんだ。」
「そうやって、姉さんはこれからも自分を可愛がって甘やかして生きていくのね。」
「そう、少なくても君は、それを望んでいるでしょう?」
「…わたしの、わたし達のせいにするの?」
「違うよイヨ。そうじゃない。これはボクの夢だけど、ボクのすべては血の中にある。
ボクの中に流れる血、君と同じ血、ボクらの血がボクらを家族にしボクらを囲い繋ぎ
覆い隠して狭い狭い箱に閉じ込める。ボクのすべては家族で、家族がボクの世界で、
ボクのすべてなんだから、ボクはいつだって幸せなんだよ?」
(そうやってあなたは、いつも私の言って欲しい言葉を吐いて、うまいこと逃げていたね)
姉のために生まれた自分を呪い、自分の存在理由である姉を憎み、
同時に異常なほど執着する妹と
愛され過ぎて自分の意思を持たない哀玩動物であり、生粋の臆病者でもある姉の
ある日の会話。
お互いに依存するのは、血の絆。
偽れない、なくならない絶対のそれを恨めしく思いつつも心の拠り所とする妹。
自分のすべてにも関わらず、自分の中にある臆病者の魂はいつかその血さえ信じられ
なくなるのではないかと恐れている姉。
イズモの人格の核は、「家族」
個性は「臆病さ」
表面を包むのが「意識した無邪気さと笑顔」
にじみ出るのは「子どもの純粋さ」
象徴としての人形、そして仮面
嘘つきで寂しがりなわけだ。
まだまだあるよ、素敵な安楽院さん家ストーリー☆
書き散らしてほっといてあるのが、いろいろと。
設定を考えるのが楽しい。
どんどんキャラが歪んでいくのはご愛嬌ダヨネ。
同時に異常なほど執着する妹と
愛され過ぎて自分の意思を持たない哀玩動物であり、生粋の臆病者でもある姉の
ある日の会話。
お互いに依存するのは、血の絆。
偽れない、なくならない絶対のそれを恨めしく思いつつも心の拠り所とする妹。
自分のすべてにも関わらず、自分の中にある臆病者の魂はいつかその血さえ信じられ
なくなるのではないかと恐れている姉。
イズモの人格の核は、「家族」
個性は「臆病さ」
表面を包むのが「意識した無邪気さと笑顔」
にじみ出るのは「子どもの純粋さ」
象徴としての人形、そして仮面
嘘つきで寂しがりなわけだ。
まだまだあるよ、素敵な安楽院さん家ストーリー☆
書き散らしてほっといてあるのが、いろいろと。
設定を考えるのが楽しい。
どんどんキャラが歪んでいくのはご愛嬌ダヨネ。
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