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 書きたくなった時に書いて放置しておく処。 好き勝手に書いてるわりに誰かに見てもらいたい願望あり。 染み込む白き沈黙へようこそ
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頑張ったよ私。
狂った重力の中でもぎ取ったよ枠。
5分にも満たない短期決戦でした。
初イベピンゲットーーーー!!!!!
そして先日ついに完成です。
偶然にもNPCさん以外全員銀髪白髪さんだったのである方に
『雪の妖精さん』みたいなんてお言葉をいただきました。
うちのはたぶん出会った人を森の奥へ奥へと誘って遭難させる類の
妖精だと思いますけどね♪

いえ、うちのには似合わないとしてもうれしいお言葉でした。
ほかのお二人はまさにそんな感じの可愛らしさでしたし、
ご一緒できて大変光栄です。

狐面をしっかりこっそり描写してもらった自分を
あえて省みるまいよ。結局肌身離さず持ち歩いてるじゃん!!
って突っ込まれてもスマイルで受け流してみせるさ!
……まぁ今回は狐だるまを描いてもらいたかったというのが大きいです。
お面被った雪だるまなんて出会ったら一瞬どうしようかと思うじゃないですか。
そして『新鮮』という素直な感想をいただきました洋服ですが
たしかにまともな洋服は初めてでした。
何気に過去にいろいろと着ているわけですが…
今回はなりゆき上の試みというかノリというかなんとゆうかで…
しかも厚着です。
『温かい格好でいらしてください』とのことでしたので、
いくら寒さに無敵の強さを誇っていたとしても視覚的に涼しげじゃピンの
雰囲気をブチ壊してしまう!!と洋服でいくこと即決定。
肩だしだったり素足だったり短パンだったりするのは些細な抵抗と申しましょうか。
狐面と同じ種のノリです。

まぁそんなこんなで敬愛する絵師様の手により形となったわけです。
ファンレター書かねば、熱い熱いファンレターを!!
さてさて次はBUでしょうかね、そろそろ。
今回は明朗活発元気全開で非道を行う(ピン参照、主にみかんに注目)子
だったのでBUはまんま根暗でいきますか。
包み隠さず堂々と澱んでて歪んでるいい具合にイッてる子でいこうかと。
イった笑顔を描ける方を探さねば~
無垢で無傷で壊れてて血みどろな理想を目指します。
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庭の梅が咲いていた。
揃えた覚えはないけど、紅梅白梅お揃いで。
まだまだ満開とはいかないまでも咲いた花は散ってしまう。
今日は風が強かったからだいぶ飛んでしまっただろう。
風が妙にあたたかで
日差しが妙に眩しくて
部屋から出なくなくなって、マフラーを巻いたまま部屋の奥でうたた寝をする。
薄まっていく季節が、怠惰な眠りを誘う。
もし君が横にいないのに、桜が咲いてしまったら
そうして君がいない間に、桜が散ってしまったら
ボクはあの花が本当にうっすらとしか見えなくなってしまうんじゃないかと。
そんな気がした。

君と見れないなら、いっそ咲かなければいいのに
蕾のまま色をさらに濃くもっと濃く鮮明な夢のままで
君を前にして、満開に咲き誇ればいいのにと
ボクにしてはハッキリとした
そして素直に自分勝手な夢を見た。

冬が恋しくなる。
あそこは居心地がいいから、深く深く寝ていられる。
春はすぐ眠くなるのに、すぐ目が覚めてしまうから。
浅い夢は嫌い
チリチリと焦げる音がしてバラバラとわざと破片を落として消えるから。
眠らなきゃいいだなんて、
この空間でそんなまさしく正論を唱えられるやつなんかいない、絶対に。
こうなったら本格的に昼寝を決め込むしかないと、
すでに寝にかかってる意識をなんとか保って寝室に這いずっていくのが
最近お馴染みの光景だったりする。
何もない場所だった。
何も感じない場所だった。
鍵は付いていなかった。
自分の息を、心臓を、止めなければ何も聞こえない場所だった。
ひらひらと白い影が舞っていた。

彼女がそこに足を踏み入れた途端に、わずかに部屋は色を持ち
かすかに温度を上げうっすらと息づいた。
ゆっくりと影、揺らめく輪郭をなぞり、ようやく見えた。
銀色、限りなく白髪に近いそれは今さっき開かれた扉から漏れる光を
誰よりも早く奪い久方振りの光沢を得た。
下って肌を描き、ゆっくりとそれはそれはゆっくりと上下する胸に目を止めて
そのまま床までの線を描きあげた。
パチリと瞬きをして視界を整えたところで、ようやく、それに気付く。
真白の、大剣
吸い付くように縋り付くように、境界を見定めるのがひどく難しい。
白が目について、白が見えにくくだがここには白しかない。

パチパチパチパチ

目が狂いを訴える。
白が痛い痛い痛い歪んで見えて
ゆっくりと頭を振って振り払う。
一歩一歩近づいている、錯覚。
距離が縮まらない距離感が掴めないどっちに向かっているのかわからない。
静かに静かに足音は響いてたしかに進んでいるはずなのに
たいして広い部屋でもないのに、気が遠くなるようなダルさ。
フラついて、だがどこに倒れるのだろうか。
どちらが床で、どちらが天井で、あちらが入り口で、あったような。
グラついてとっさに膝が、冷たい。
片方の手でグッと握りしめてもう片方の手が、冷たい。

サラリッと鈍く揺れた。

鼻と鼻がくっ付きそうな距離
幼さが抜けない頬はぷっくりとした弾力で冷気を放つ。

「こんにちは」

強張らない表情筋、彼女の笑みでそっと囁いた。
着いた膝をわずかずらして、触れた頬をゆっくりと撫でるように
押し付けるようにしてしまった紙袋をそっと床に下ろす。

「時折私の夢を見てくださっている気がして…有難うございます。」

独白に近いのかもしれないと、彼女は思った。
常であれば、きっと一瞬きょとんとした顔をしてすぐに笑うはずだから。
花が開くように、というより砂がゆっくりと崩れるように、
と言ったほうが近いような危なげな空気を湛え、とびっきりの笑顔を
浮かべるような人だから、と。
だからこうして冷たく独りで眠るこの人に、話し掛ける行為は独白に
近いのかもしれないと。
ただこうして話しかけて触れた頬にかすかに赤みが差したのも、わずかに温かさを
感じたのも、またこの白の幻ではないことを彼女は信じていた。
己の錯覚であればいい
あわよくば、この人の言葉であればいい
何も出来ないことを彼女は知っていた。
言葉の温度を、不感の白へ映していた。

ふわりと広がった乳白色
温かさを見て、息の白さに気がついた。
高い位置にある窓は、切り取られたように綺麗に四角く浮いて
本当に『枠』しかないのだとわかる。
寒いわけで
白いわけなのだ。
我ながらの出来の良さに頷いて、首元にそっと落とす。
いつかそれを巻いて、飛び跳ねながらありがとうと抱きついてきた時が春なのだ。
これを作りながら、そう決まっていた。
彼女がそっと手を離すと、乳白色は一際温かく不安げに揺れる。
映えて見えて
少し誇らしげに、彼女は笑いそっと立ち上がる。
白い息は、ゆらゆらとドアのほうへ漂い消えて、彼女は微笑んで
するりと白から抜け出した。



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