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 書きたくなった時に書いて放置しておく処。 好き勝手に書いてるわりに誰かに見てもらいたい願望あり。 染み込む白き沈黙へようこそ
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「あの…イズモ、様?」

「なぁに?シュッちゃん」

きょとんと下から見上げられる。
うっと言葉に詰まること計3回、ほぼ同じやり取り。
双子の片割れに見送られてからそう時間も経っていない、はず。
あれこれと思考を巡らせているうちにクスッと小さな笑い声

「可愛い」

こと片割れも含めた自分達にこの言葉はあまり歓迎されないと知っていての、
このタイミング、こちらがバッと顔を上げた時にはもう前に向き直っている。

「あ、お店閉まっちゃう。」

至極正論からかい風味
パクパクと口を開いているのは空気が足りないから
と思いたい。
さっきからうまく言葉が繰れないからではない、と。
あわてて歩調を合わせながら顔の熱が引かないことをとっくに自覚していた。


「―…っっ!!」

久方振りに口をついたのは声にならない声。
ピタリと動きを止めた背中にぶつかりかけて、つんのめりかける身体を
なんとか後ろに踏み留める。

「すみませ…」

「あのさ、シュリ」

多少擦れてしまった声を遮ったのはケロンとした風で振り向いて
そのくせなんだか真剣なように見える人。
別の意味で、言葉に詰まる。

「はい…」

「シュッちゃんも可愛いけどシューちゃんも捨て難いと思うんだよね。」

「はぁ…」

もうヘタリこんでいいでしょうかと、聞こうか本気で考えた。
疲れた。
まだ目的も果たしていないのに
こんな夕暮れの道のど真ん中で

「あの…イズモ、様」

「なぁに?シューちゃん」

さっきからコロコロ呼び方が変わるのも
いつもは息つき暇もないぐらい喋ってくれるのに今日に限って口数が少ないのも
自分の前を歩くのも
緩く手を繋いできたのも

全部わざとだってことぐらい、いい加減気が付いてましたから。

「急ぎましょう?本当に急がないとお店が閉まってしまいますから。」

「そだね。」

多少の嫌味だって許されるはずだ、だってとても満足そうに笑っていたもの。
そう結論を出し、自分の後ろでとりとめもない話をさも楽しそうに語る声
に耳を傾け相槌を挟みつつグイグイと手を引いて町に急いだ。

きゅっと握り返したきた感触にもうため息しか出ない。
だから、やや顔を俯かせて走る。

「ねぇ、シュリ」

「なんですか?イズモ様」

「今日晩ご飯なんだっけ?」

ピタッ

「………っと」

きゅっと綺麗にブレーキをかけたのが、背中からの気配でわかった。
勢いつけて引っ張ってきたところをいきなり止まってしまったことの謝罪や
同じストライダーでありながらのその反応力に対する賛美が
口に届く前にフリーズして消えていく
違う違うそうではなくて、

「メモ…」

「メモ?」

「買い物メモ…忘れて、きました。」

自分の一言から、これからの未来をざっと思い描く。
まず、「おつかいも出来ないの?」と片割れに詰られ
夕飯抜きになり掛けたところを、おそらく(絶対)後ろでニコニコ(ニヤニヤ)
しているであろう人物の取り持ちでなんとかあるもので夕飯を済ませ
そして本日の洗い物当番に自動的に決定されており
食器を洗う後ろから二人の談笑が聞こえ…

「あるよ。」

「へ?」

我ながら間抜けな声が出た。
今度出所を調べてみよう。

「キリちゃんの買い物メモ、ボクが持ってる。」

これはあれだろう。
してやったり顔

「帰りは並んで帰ろうね?」

「……荷物は、私が持ちますわ。」

この人を連れて
さっさと帰ろう。

刻むように計って謀って
息を整える。
息をしている。

細工は流々
仕上げは君次第
でも君は、ボク次第だ。
ねぇそうでしょう?


踊るようにジャレつく振りをして君の後ろを取った。
そのまま君を
抉るように君を
君の手を攫って
ついっと引くとゾワリとした感触
脊髄を這い上がってねっとりと囁いた。

ソレニ、サワルナ

きゅっと噛み締めて息がつまる。
吐き出すようにろくに内容も覚えてやしない先の会話を続ける口。
慌てたように相槌を打つ君の顔を、やっと見た。

―可愛い

少しずつ力を抜く
速度を落す
ゆっくりゆっくりと

不自然な繋がりに必死でしがみ付いてしまいそうで
なおさら慎重にただの繋がりであるようにと
逆らう気はないけれど殊更重力に従順であろうとした。
その様は、どれだけ滑稽なのだろう。
単なる気まぐれにしては懸命で
ちょっとしたお遊びにしては悪趣味で
馬鹿馬鹿しいと嘲るわりに夢中になっていく。

繰り返し呼ばれるボクの名前
返すのは君の名前
嗚呼本当は、呼ぶのも呼ばれるのもとても苦手なのです。
気恥ずかしいのです。
だってそれはあなたの大切なものでしょう?
これは父がくれたとても大切なものです。

でもね?
でもね?
君は呼べば答えてくれるでしょう?
ボクは呼ばれれば答えるでしょう?
ほらね
ほらね
大切でとても大切で
言葉に出来ないほどだから、
声に出して名前を呼んで

わかってるんだ。
それは年齢だったり、性別だったり、場所だったり
いろいろだよね。
過剰かな
異常かな

―ならどうか振り払ってください

小さな羞恥心でもいい
絶対的な嫌悪でも構わない

ソレハスベテ拒絶ト見ナスカラ

うっとりとどっぷりと思想の海で溶けきって
さすがの回る口も少々不調気味
空気が動く気配に振り返る前に

熱が上がった。
熱い熱い
手、溶けそうで
冷え切った身体は熱くて冷たくて
痺れた足がもつれなかったのは身体が鈍る(なまる)ことさえない
温度のない神のご加護のせいであり
けして君が力加減をしてくれたからではなかった。

見上げるしかないのが悔しいけれど
君の背中は大きくないね。

ちらりと振り向いた君に笑いかける。
ごめんね、大好き
卑怯な台詞は内で呟いて

熱が上がったからか口がとても軽やかで
足も必死で速度を上げて
熱源の手は汗で滑りそうだけど
しっかりと握られたそれにボクはこの上もなく満足して
背中を伝う冷たさは大して気にならない。
ごめんねごめんね
君に謝る気はないけれど
罪悪感がないとは言わないけれど
ボクは君が大好きです。


さぁ、君はいつ気づくかな?








セクハラで訴えられればいいと思うよ。
国にもよりますけどね、たぶん駄目だろ。
まぁ駄目なやつですけどね。
大いに危険人物ですけどね。
リンクになってるの一応題名なんですけどね、
こっちも考えてもらっとくんだったとかそんな後悔はしてません。
えぇしてませんとも!……えー仮名ってことで(ぉぃ)
お姉さんからアップ、銀猫さんはこれからボチボチと
あいも変わらず変態(言っちゃった)ですが書いた本人気にいってます。

誰が一番好きって言われると
二番三番を決めるのが面倒になります。
「みんな好き」
「好きな人たちが大好き」

好きの種類とか何種類あるんでしょうか
「○○として好き」
「恋愛親愛友情家族愛…」

好きの中の落差とか優先順位?
なんか面倒で
基本面倒くさがりなんですよ。
だからたぶんこうなんだと思います。
博愛って言葉を使うのもなんかなーと思い
らぶ叫びまくりのキャラと化してます。
偏ってますからね、歪んでて
博愛ってもっと綺麗なものであって欲しい。
理念って美しくて分かり易いものでないと、ね。
やっぱり
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HN:
玉兎
性別:
女性
職業:
実質的な生産性がない職業
自己紹介:
ぴょんぴょん兎年
でも狐属性
されど猫好き
さっぱりカラカラ
ドライらしい
ゆるゆるダラダラ
でも嵌ると爆走
されど飽き易く
全体的にぬぼぉー
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