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 書きたくなった時に書いて放置しておく処。 好き勝手に書いてるわりに誰かに見てもらいたい願望あり。 染み込む白き沈黙へようこそ
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あなたを見つけることが出来たら褒めてくださいな。
頑張ったボクを褒めてくださいな。

何をしていたのだろうと
自省の念もわずかあると信じて思い返す(そーいうシチュエーションも悪くない)
『これといって、何も』
もともと記憶は不鮮明で記録は改ざんばかり
ああでもね、君との場面は大事に大事に切り取って取ってあるよ。
大切に保管して、パスワードも隠したんだ!
だから誰にもわからない。
誰も知らないってとても安心する。
君を知らないって平気で言えるぐらい

遅れてしまったけれど、ふと思い出したんだ。
それは何か特別な感覚でも、感情でもなく
なんの感動も絶望もそこにはなかった。
自分しかいないというコト
優しく嬲られて、ボクは笑うことしかしない。
おめでとうおめでとう
大切な大切な二日間
カレンダーの丸印
綺麗に書けて満足、ボクはとても機嫌がいい。
ちょっぴり残念なのは、うちのカレンダーが日めくり式ではなかった
ことだろうか。うん、まぁいいや
おめでとうおめでとう
お誕生日おめでとう
では、お返事お待ちしています。

追伸:カレンダーの丸をみて、首を傾げる前にどうぞ
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お互いの尾を咥えて離さない二匹の蛇
二匹は環を描き
二匹は一つで
お互いを蝕んで
最期に残ったのは―


ザワリと床を舐めた、音。
夢、見た。
そう言うと「どんな夢だった?」と聞いてくれた。
ボクは答える「覚えてない。」

でも、楽しい夢だったよ。

だって君が出てきたんだ。
でも話す人がいない。
君がいないから
ボクは君の夢ばかりみる。


一人は孤独かなんて愚問だ。
二人で一つなんてアリエナイ
一緒に生まれたと言っても差異はあり
いくら似ていてもそれは違いでしかない。
もし、頼んでくれたなら
同じ手で殺してあげるのに
ボクは両利きだけど
やはり差異はあるもので
まったく同じとはいかないから
同じ手で同じように殺してあげるのに
常々そう思うのだけれど
一人に頼まれたなら
二人で頼まれたなら
どうすればいいだろうと
ボクは必死に妄想してしまうのです。

「あの…イズモ、様?」

「なぁに?シュッちゃん」

きょとんと下から見上げられる。
うっと言葉に詰まること計3回、ほぼ同じやり取り。
双子の片割れに見送られてからそう時間も経っていない、はず。
あれこれと思考を巡らせているうちにクスッと小さな笑い声

「可愛い」

こと片割れも含めた自分達にこの言葉はあまり歓迎されないと知っていての、
このタイミング、こちらがバッと顔を上げた時にはもう前に向き直っている。

「あ、お店閉まっちゃう。」

至極正論からかい風味
パクパクと口を開いているのは空気が足りないから
と思いたい。
さっきからうまく言葉が繰れないからではない、と。
あわてて歩調を合わせながら顔の熱が引かないことをとっくに自覚していた。


「―…っっ!!」

久方振りに口をついたのは声にならない声。
ピタリと動きを止めた背中にぶつかりかけて、つんのめりかける身体を
なんとか後ろに踏み留める。

「すみませ…」

「あのさ、シュリ」

多少擦れてしまった声を遮ったのはケロンとした風で振り向いて
そのくせなんだか真剣なように見える人。
別の意味で、言葉に詰まる。

「はい…」

「シュッちゃんも可愛いけどシューちゃんも捨て難いと思うんだよね。」

「はぁ…」

もうヘタリこんでいいでしょうかと、聞こうか本気で考えた。
疲れた。
まだ目的も果たしていないのに
こんな夕暮れの道のど真ん中で

「あの…イズモ、様」

「なぁに?シューちゃん」

さっきからコロコロ呼び方が変わるのも
いつもは息つき暇もないぐらい喋ってくれるのに今日に限って口数が少ないのも
自分の前を歩くのも
緩く手を繋いできたのも

全部わざとだってことぐらい、いい加減気が付いてましたから。

「急ぎましょう?本当に急がないとお店が閉まってしまいますから。」

「そだね。」

多少の嫌味だって許されるはずだ、だってとても満足そうに笑っていたもの。
そう結論を出し、自分の後ろでとりとめもない話をさも楽しそうに語る声
に耳を傾け相槌を挟みつつグイグイと手を引いて町に急いだ。

きゅっと握り返したきた感触にもうため息しか出ない。
だから、やや顔を俯かせて走る。

「ねぇ、シュリ」

「なんですか?イズモ様」

「今日晩ご飯なんだっけ?」

ピタッ

「………っと」

きゅっと綺麗にブレーキをかけたのが、背中からの気配でわかった。
勢いつけて引っ張ってきたところをいきなり止まってしまったことの謝罪や
同じストライダーでありながらのその反応力に対する賛美が
口に届く前にフリーズして消えていく
違う違うそうではなくて、

「メモ…」

「メモ?」

「買い物メモ…忘れて、きました。」

自分の一言から、これからの未来をざっと思い描く。
まず、「おつかいも出来ないの?」と片割れに詰られ
夕飯抜きになり掛けたところを、おそらく(絶対)後ろでニコニコ(ニヤニヤ)
しているであろう人物の取り持ちでなんとかあるもので夕飯を済ませ
そして本日の洗い物当番に自動的に決定されており
食器を洗う後ろから二人の談笑が聞こえ…

「あるよ。」

「へ?」

我ながら間抜けな声が出た。
今度出所を調べてみよう。

「キリちゃんの買い物メモ、ボクが持ってる。」

これはあれだろう。
してやったり顔

「帰りは並んで帰ろうね?」

「……荷物は、私が持ちますわ。」

この人を連れて
さっさと帰ろう。
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