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 書きたくなった時に書いて放置しておく処。 好き勝手に書いてるわりに誰かに見てもらいたい願望あり。 染み込む白き沈黙へようこそ
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そういえば紫煙というものを間近で見たのはあれがはじめてだった。
父も兄も酒は好きだが煙草はやらない人間だった。
母や姉も然り(妹は生真面目な人間だからこれからもそういった類のものに縁が
ないのだろうなと姉は思う)
もしかしたら父などは昔は吸っていたのかもしれないが聞いたことはない。
元より名前よりも『離れの死にかけ』で通じていたであろうボクの周りで
ゆらゆらと煙をくゆらせる人間はいなかった。
堂々と【健康を害する】と公言するそれを間近で見たのは彼女と知り合ってからだ。
ゆらゆらと立ち上る煙と、彼女の中に入って吐き出される煙
白い白い揺れがたしかにここに空気があるのだと教えてくれた。
宙を這いずるように滑るように近づいてきた煙は少し目にしみて痛かった。
独特の匂いは聞けば煙草の種によって違うそうで、匂いでさえ嫌がる人間も
いると言っていたがボクは嫌いじゃなかった。
煙草を吸う人を眺めるのが好きになった。
くゆりくゆりと消えていく煙を見るのが好きになった。
しばらく一緒にいて別れた後、かすかに自分から匂いがするのがなんだか
くすぐったいようなうれしいような気分になった。
彼女はとても興味を引かれる人で煙る景色の向こう側の彼女がとても好きで

自分で吸ってみようと思ったのはなんとなくで
今までそう思わなかったのも大して気にせずに彼女の旅団で煙草を手に入れた。
前から知っていて最近気づいたことなのだがあれは吸い過ぎると病んで
死んでしまうそうだ。人に死に至らしめるのであれば―あれはなのだろう。
火をつけてちょっとずつ吸い込んでみたがよくわからなかった。
飲み込んでしまえばよかったのだろうか?
吸う量が足らなかったのだろうか?
ちびちびと吸って吐き出した煙にとりあえず満足した。
時折咳き込みそうになるのをなんとか抑えて一本吸いきってみた。
あとはその内にと適当に机の中にライターと一緒に放り込んだ。
服と手に残った匂いに満足したがやはりボクは他人の煙草の匂いのほうが好き
らしい。

クはひどく憧れている
いつか、いつかあなれたらと


そうでなければ大切なあなたの目を潰してしまうかもしれないから


誰かさんの称号の読み、まんま読みですね。
狙いすぎですか、そうですか。
背後はいたくお気に入りです。
死に至らしめるならじわじわと時間をかけて
そうでないなら両目失明、全身麻痺、知能低下、意識障害などなどの効力が
ある毒だといいと思います。
人に害があるならなんでも毒でいいじゃない。
依存性抜群なら言うことなし。
今回は手頃なところで煙草です。

ある程度動かせるようにとアビの研究をしてみたり(武人に愛を、切実に)
DGに潜ってみたり(図書館に行ってみました)
召喚獣にせっせと餌をやってみたり(馬から変えようかと思いまして)
武器を強化に出してみたり(材料不足ゆえゲートへ調達に)
活動してますーほどほどに。
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プロフィール
HN:
玉兎
性別:
女性
職業:
実質的な生産性がない職業
自己紹介:
ぴょんぴょん兎年
でも狐属性
されど猫好き
さっぱりカラカラ
ドライらしい
ゆるゆるダラダラ
でも嵌ると爆走
されど飽き易く
全体的にぬぼぉー
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