忍者ブログ
 書きたくなった時に書いて放置しておく処。 好き勝手に書いてるわりに誰かに見てもらいたい願望あり。 染み込む白き沈黙へようこそ
2025-011 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 prev 12 next 02
1  2  3  4  5  6  7 
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

心穏やかに、日々を過ごせれば幸いです。
心乱すことなく、大切な人と過ごせるならば私はそれ以上何も望みません。

静かに生きていけるなら、障害となるすべてを打ち倒してみせましょう。
私が傷つかず、痛い思いをせずにすむなら自分を殺すことも厭いません。
私の大切な人を守り、大切な人から私を守れるなら、自分の心も他人の心も
ズタズタに傷つけて壊してしまっても構わないのです。

すべては安息のために
魂の安息のために
PR
それは、誰の記憶だと言うのか。
なんの記録だと言うのか。
そんなの、決まってるじゃないか。

あれは夢さ
蓄積してきたそれを整理する浅いまどろみ
覚めたらパチリと弾けて消えるそれ
覚めないのだとしたら、それは悪夢だ
どのみち、終わりが近いのだろう
パタンと閉じた本を危ういバランスの塔に組み込んでいく
新設したこの地下書庫には「あの店」の本の中でもとくに
思い入れのあるものを選んで収納してある。
フロアの最奥、手前に鍵の掛る分厚い扉まである書棚の内容は
なんてことはないプライベートコレクションなのだ。
まだ、壊れるわけにはいかなかったから

あの店が、最後の砦だった。
なくすわけにはいかなかった、どんな形であれ―
パタン、パタン
鮮やかな表紙の詩集、渋い色合いの文学全集
混ぜては組みなおしていく
丁寧に大切に、傷めないようにそっと
何をやっているのだろう。
大切な本でまるで子供みたいに
パタン
ゆっくりと崩して元の場所に戻していく
一冊一冊丁寧に
鮮やかな蒼い表紙の本を本棚に戻す時、ふと地上のことが頭をよぎる。
蒼い、亡霊
記録のトレース
悪い夢、なのだろうか。
辿ってきた道筋すべてが
誰にとって?
決まっている。

僕らを誰だと思っているんだ?
漏らした声がいやに反響してよけいに笑えて困ってしまう、本当に。
あれは夢というのだろうか。
ボクは衰退した間だから、てっきり生存本能なんて
めっきり機能不全かと思っていたのに。
少し笑ってしまった。
餓えたこともない人間にも潜在的な恐怖はあるものなんだなぁ。

喰われてしまうという恐怖
きなければいけないという本能

ボクはあっさりと人間を放棄した。
人間の生存本能は人間を人間でいさせてはくれないのだ。
さっさと死を選ぶなんてそんな選択肢は頭になかった。
美しい死を演出したとしても、後に残るのは腐乱する塊なのだから
ひどい臭いのするそれは放置されるかあるいは、
われてゆく、
【食物連鎖】他の糧として
長類は種の存続が危ぶまれる状況にならない限り『共食い』はしないと
聞いたことがある。
人間にいたっては【理性】でもって固く固く禁じている。
本能で知っているからだ。
だがその理性のおかげで人間は人間でなくなる際に等しくイカれてしまうのだろう。
獣でも人間でもなくなったそれは生存本能のみで出来ている。
二足歩行がもたらした肥大した脳は食糧を探すことのみに使われる。
広がった気管は耳障りな奇声と口汚い罵倒、断末魔の絶叫しか紡がない。
発達した指先は搾取するためにのみ巧みに蠢いて、
人は滅ぶのだ。
獣ですら恐れ慄く生存本能をして人は絶滅するのだろう。

そんな夢をみた。
倒れている人、顔がよく見えない。潰してしまったから
側に転がった屑。食べれない用がないモノ。ボクが贈ったもの。
血で染まった両手、舐めとって
喉元にらいついた。

血の味が妙にリアルだったのに肉の感触を感じる前に目が覚めた。
両手に殺した感覚だけが長いこと残って朝食は諦めることにした。
血の味だけ妙にリアルだった。
あなたのの味が妙にリアルだった。

カウンター
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
玉兎
性別:
女性
職業:
実質的な生産性がない職業
自己紹介:
ぴょんぴょん兎年
でも狐属性
されど猫好き
さっぱりカラカラ
ドライらしい
ゆるゆるダラダラ
でも嵌ると爆走
されど飽き易く
全体的にぬぼぉー
最新記事
(08/13)
(08/03)
(06/29)
ブログ内検索
バーコード
"玉兎" WROTE ALL ARTICLES.
PRODUCED BY SHINOBI.JP @ SAMURAI FACTORY INC.
忍者ブログ [PR]